穂別で発掘された恐竜化石:カムイサウルス・ジャポニクスを「むかわ竜」として報道するのを止めるよう求めます
北海道むかわ町穂別で発掘された恐竜化石の学名が「カムイサウルス・ジャポニクス」と決まりました。私達は、下記の4つの理由から、学名が決まったことを機会に、マスコミの方々が「カムイサウルス・ジャポニクス」の通称を「むかわ竜」として報道するのを止めるよう求めます。
第1の理由 「カムイサウルス」の発掘地が穂別地区であること
を知らせることが益々重要になっています。
第2の理由 むかわ竜の通称は、恐竜化石と古生物界の関係、北海道
・地球の歴史と恐竜化石の関係に誤解を与える通称です。
第3の理由 むかわ竜の通称は、行政が不正常なやり方で発表し、広げ
たもので、化石文化の汚点になっています。
第4の理由 「化石とロマンの里づくり」に半世紀以上力を尽くし、恐竜
化石に導いた穂別の人たちが異議を唱えています。
この度発表された学名自体が、この化石と発掘された地層、地域の特徴を表しており、わくわく感と想像力を広げ、化石と地層、地域への関心を高める名になっており、むかわ竜」との「通称」は、このことを妨げる害悪になるだけです。
「カムイサウルス」で十分通用しますし、どうしても必要でしたら、学名の意味する「日本の竜の神」や「神の恐竜」のような通称を考えるべきです。
化石の里ほべつを応援する会