
1941年12月8日、太平洋戦争開戦の朝、特高警察は全国一斉検挙を実施、
北海道では北大予科英語教師ハロルド・レーン、ポーリン・レーンさん夫妻、とその教え子の工学部2年宮澤弘幸さんら合わせて10人余りを軍機保護法違反で検挙したのです。いったい、どうしてでしょうか?
当時北大では英語のレーン夫妻の他、ドイツ語のへルマン・ヘッカー、フランス語の太黒マチルド、イタリア人のフォスコ・マライーニらの先生が教鞭をとっており、向学心にあふれた学生たちは次第に彼らのもとに集うようになりました。その集まりは「心の会(ソシエテ・ドュ・クール)」と名付られ、国籍や立場の違いを超えて深い友情と人間的な信頼に結ばれ、学問の真理追求の精神を育んでいったのです。日米開戦が近づく中、外国人に対する特高の監視も厳しくなり外国人教師と学生の交流の場「心の会」までが狙われたのです。
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