平和と人権に尽くして -「山本玉樹 人と情熱」

書籍 A5×280頁

発行者 「山本玉樹 人権と情熱」制作委員会


【序文より(抜粋)】

私たちの敬愛する山本玉樹先生が、ご高齢(失礼)の今も情熱を持って日々活動されていることに、敬意を表し「米寿のお祝い」が出来ないかと昨年2017年に企画しておりました。しかし先生は「自分はそのような派手なことは絶対して欲しくない、お断り!」と強く固持されたため、実現出来ませんでした。
しかし、山本先生が北大に入学し昭和二八年度恵迪寮寮歌を作って以来、クラークから札幌農学校の青年達に繋がる、民主主義と教育の歴史を大切にし、戦争を憎み平和のための活動を続け。「他民族を圧迫する民族は自らも自由ではない」と、在日朝鮮人の人権を守る会、更に宮澤・レーン事件の顕彰運動や遠友学舎クラーク講座等多面的な活動を、今も変わらず情熱を持って続けている事に敬意を表すると同時に、これらの活動が山本先生個人の活動に留まらず、アジアの人々と真の連帯・友好に繋がる基礎となる、という私の思いは抑え難く、山本先生が固持されるとしても、お祝いの会と記念の文集をどうにか実現したいと考えていました。(中略)ここ数ヶ月朝鮮半島をめぐって、南北融和、話し合いによる平和への希望が進みつつあります、この本が、山本玉樹先生個人の活動を記録するものだけでなく、歴史的かかわりの深い隣国との平和・友好を考えるきっかけとなる事を願い序文といたします。
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山本玉樹氏:1929年(昭和4年)鳥取県生まれ。北大理学部、法大学院物理学科修士課程を出て母校の教壇に立て定年退官を迎えた今春、国内初の「W・S・クラーク博士論文集」(B5版、725㌻。北大理学部刊)を完成。長く人権、平和活動に貢献した経歴を持つ。札幌市在住。(1993年北海道新聞より)